クラシック音楽のコンサートに一度行ってみたいと思っているけれど、ちょっと敷居が高くて行けていないという方も多いのではないでしょうか。
私のひとりクラシックコンサートデビューは、チェロ奏者のヨーヨー・マさんがゲスト出演するオーケストラのコンサートでした。
テレビで何度か見て、聴いていたヨーヨー・マさんのチェロが生で聴いてみたかった。それがひとりでコンサートに行ったはじめでした。
そんなきっかけでよいのです。コンサートに出かけてみてください。
きっかけはヨーヨー・マ
ヨーヨー・マさんはチェロ奏者。日本ではサントリーウィスキーのCM「リベルタンゴ(ピアソラ)」で有名になりました。
何度かテレビで演奏しているところも拝見して、いつもにこやかで落ち着いたとても素敵なチェロでしたので、どうしても生で聴いてみたかった。
クラシック音楽は生で聴いたのは何度かあった(学校行事だったかな?)程度でした。
地元のコンサートホールにオーケストラとともにやってくることを知り、思い切ってチケットを購入しました。
ソリストとして登場したヨーヨー・マさんの演奏は心地よく素敵な演奏でした。
しかし、もっと心が動いたのはそのあと。なんとヨーヨー・マさんはオーケストラの一員としてチェロパートで楽しそうに演奏をしていたのです。
なんて楽しそうに演奏する人なんだろう!そう思いました。
それから何度もソリストが出演するクラシックコンサートを聴きに行っていますが、ヨーヨー・マさんのようにオーケストラに入って演奏している奏者を見たことがありません。
そんな人柄にも惹かれました。
それからしばらく、私はヨーヨー・マさんが来日するたびにコンサートに足を運んでいました。
初めてのコンサートは知ってる!から選ぶと行きやすい
コンサートに行ってみたいけれど、「どんなコンサートに行っていいの分からない!」というときには、テレビに出ていたあの演奏家とか、テレビで聴いたあのオーケストラとか、あの曲とか、そんなところから探してみましょう。
知らないばかりのコンサートに行くと、やっぱり難しかったとなってしまうと悲しいです。
チケットはどこで買えばよい?
チケットは、お馴染み「チケットぴあ」「イープラス」やコンビニでも購入できます。
また、コンサートホールのチケット窓口のほか、オーケストラやコンサートを主催しているイベント会社でも購入できます。
ネットで検索してみてください。
勇気がないという方へ
でも、やっぱり行く勇気がないという方。ミュージカルやバレエの鑑賞から始めてみてはいかがでしょうか。生オーケストラの入る公演は迫力があってとても楽しいですよ。
ミュージカルやバレエはよい音楽も聴けるうえ、ダンスや衣装(私は衣装を見るのが大好きです)も観ることができるのです。ミュージカルは、それに併せて歌を聴くこともできます。一石二鳥、いや一石三鳥で楽しめます。
始めてコンサートに行くときの心配事
どんな服装で行けばいいの?
ドレスコードのあるコンサート以外は、決まりはありません。通勤に、ショッピングに行くような服装で大丈夫です。でも、せっかくクラシックコンサートに行くのだから、すこしオシャレをしてみてはいかがでしょうか。
冷房が効いているので、寒がりな方は一枚羽織るものを持っていかれるとよいでしょう。
気をつけることは?
- 遅刻はしないように、10分前には会場に着くようにしましょう。
- 開演前にはきちんと席に着いてください。
- フレグランスは控えめに。(私からのお願いです。)
- 演奏中は咳はなるべく我慢。(どうしても我慢できない時はハンカチで口を押さえて)
拍手のタイミングがわからない
指揮者が手をおろしてから。初めてのころは(というか今も)周りの人が拍手をしたら、拍手します。
演奏の余韻を楽しんでください。
あまり曲が終わったとたんに拍手をすると、演奏家の方に失礼な気がします。(個人の意見です。)
クラシックコンサートデビューしたら

一度コンサートに行ってみると、どんな雰囲気かがわかるので、次からは行きやすくなります。
次は、この曲を聴いてみたいなとか、考えると楽しくなります。
ぜひ、続けて行ってみてください。
何度か通ううちに、あの演奏家が「素敵な演奏だった!」と思ったり、オーケストラの中に気になる演奏家の方ができたりと推し!ができてくると思います。
すると、そんなに敷居が高くないと感じるはずです。きっと!
ぜひ、出かけてみてください。
わたしの場合
何度かコンサートに通っているうちに、気づいたことがありました。
同じ曲を聴いていても、なんだか自分の身体のリズムに合わないというか、聴いていて気持ちの良くない時もあるのです。
そんな時は、1曲聴いてゴメンナサイして帰ってきてしまいました。なんだかゾワゾワして聴いていられなかった。
反対に、とても心地よいなあ!きれいな音色~!気持ちが良すぎて眠くなってきてしまう(ごめんなさい)のです。そんな時って前のほうに座っている方たちの頭もフラフラ、皆さんも気持ちがいいのね~、なんて時もあります。
こんな風にたくさん聴いて自分の好きなオーケストラ、指揮者、演奏家に出会ってクラシックコンサートをぜひ楽しんでください。

またお会いしましょ
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