親に揃えてもらった着物。30年以上が経ち着る機会もないので手放そうと思っています。前回その一部を着物リサイクル店の店頭買取に持ち込んでみましたが、納得のいく査定がされませんでした。
そこでまた日々ネット検索で調べていましたが、どれも広告PRブログでほんとうに着物買取をしてもらったというものがなかなか見つからない!
出張買取はちょっと抵抗があったのですが、何しろ着物が重くて持っていくのがたいへん!PR広告のサイトでも1位をとっているバイセルに出張買取をお願いしてみることにしました。
これはPR広告ではありません。実際に私が勇気を出して査定してもらったものです。
電話で出張買取依頼
ドキドキしながら電話をしてみました。電話の応対はとても丁寧。出張買取の説明と注意事項などを聞き、予約しました。

お着物以外になにか処分されたいものはありますか?
例えば、毛皮とかカメラとか・・・

やっぱりきました(心の声)
もうほとんど処分してしまったのでないのですが、毛皮はあります。
貴金属はもう処分したのでないのですよ(予防!)
他にないか探しておきますね。
何着かある毛皮や皮革のコートも処分したかったので、この機会にお願いしてみようと思いました。
このとき説明の中で、「査定中の会話を録音させていただきます」と言われていたので、押買いのようなことはしないだろうと少し安心しました。
しかし、念のため私は家族がいる日に査定をお願いしました。
そして、「もし査定に納得のいかない場合にはお断りしても大丈夫ですか」と最初に確認しておきました。
出張買取の日
予定時間より30分遅れて査定員が
前の予定が長引いて、そのうえ遠方だったため事前に遅れる旨の電話がありました。さらに到着予定時刻を知らせる電話もありました。(連絡は大事。丁寧でした。)
電話で知らせてくれた時間より少し早めに着き、車は近くのコインパーキングに駐車してこられました。
査定開始

さっそく査定開始です。
バイセルさんが録音するとおっしゃっていたので私も念のためさりげなくipadを置いて録音。
和室、または玄関(我が家の比較的広い場所)でと思ったのですが、なにしろこの猛暑!汗が着物に落ちたらたいへんなので、リビングのせまーい場所でお願いしました。(申し訳ありません)
思ったより若い査定員さんでしたが、とても丁寧な方でした。
今回査定してもらった着物は次のとおりです。
どれも、30年以上前のものですが未使用が多いです。
- 着物 6枚
- 袋帯 5本
- 半幅帯 3本
- 名古屋帯 1本
- 長襦袢 4枚
- 道行コート 7枚
- 喪服用帯 2本
- 反物 1枚
- 帯締め、帯揚げ、バッグ、草履他小物
- 父の着物、長襦袢
- レースのショール 2枚
左記のものを順番に開き、1枚1枚スマホで撮影、本部に送るそうです。
撮影しながら、仕付けの付いているものも多かったため、「状態はすべて◎ですね。」とおっしゃっていました。
長襦袢も舞台衣装や外国人観光客向けに売れることもあるそうです。
査定しながら、少し話を聞きだしてみました。
買取業者は、販路を多く持っている会社のほうが買取率が高くなるとのこと。(例えば前述の舞台衣装や外国人観光客向けの販路、買取した品物を売る店舗を持っているか。)
リサイクル着物店であると、そのお店でしか売ることができないので、お店に合わないものは買取しないそうです。
なるほどですよね。
長襦袢も査定してもらいましたが、買取に出されるものは無地が多いそうですが、我が家のは全部柄物。「珍しいですね~」と言われていました。
実は、振袖と帯はまだこのなかに入れていませんでした。やっぱり思い入れもあるし、きちんとしたところにお願いしたいなと思っていたので、様子を見ていました。
でも、査定だけしてもらおうかなと思い、これらも見てもらいました。私も気づかなかったのですが、振袖には落款があり、それもきちんと撮影されていました。
振袖は長襦袢も一緒にあるとよいようです。先に査定してもらった中に紛れていました。

振袖

振袖用の帯
着物の査定を待っている間に
着物の査定のための撮影も終わり、他の処分したいものも見てもらいました。
- 母の毛皮のハーフコート
- ミンク
- フォックス
- 時計 6本
(止まっていたり、壊れていたり) - G-SHOCK 6本
- デジタルカメラ
- 古いカメラ
- テレホンカード 2枚
- アビステなどのブローチ
(キラキラ系の)
夕方も遅い時間なのに嫌な顔一つせず、すべてみてくれました。
時計なんてほんとうに捨ててもよいものだったのに。
時計は専用の撮影アプリがあるらしく、文字盤を印の中に納まるように丁寧に撮影していました。
こちらからお願いしたもの以外、押買いとなるようなことは一切言われませんでした。
「貴金属はないですか」なんて言われたらどうしようかなと思っていたのですが、それはありませんでした。
査定結果は
査定してもらったもののうち買取できるものは着物5枚、袋帯3本、反物、喪服用帯1本だけ。
(言ってたことと、違う気が・・・)
そしてこの買取価格は(全部でです)2,000円
ちょっと驚いたのが、着物の中にとても古くアンティーク着物のようなものが1枚あり、それが500円と一番高かったのです。びっくり。

←こんな柄のいかにも古い、袂が少し長めな着物です。
そして、振袖は、3,000円 帯 1,000円 でした。

振袖

振袖用の帯
その他の結果は
毛皮(ミンク)ショートコート | 100円 |
毛皮(フォックス)ショートコート | 500円 |
テレホンカード500度数 2枚 | まとめて100円 |
時計 6本 | まとめて700円 |
G-SHOCK 6本 | まとめて3,500円 |
デジタルカメラ | 100円 |
合計 | 5,000円 |
着物買取は見送り
長い時間かけてたくさん査定してもらいましたが、今回は着物の買取は見送らせてもらいました。
他の業者にも査定してもらい比較してみたかったのです。
着物以外のものは買い取ってもらいました。
何件か査定をしてもらい、相場を知りたいので他の業者にも査定してもらおうと思います。
買取成立すると
買取が成立すると、売買契約書にサインをし身分証明書を提示します。そして本部と電話で査定員の応対や買取価格に問題はないかなどの確認があります。
成立して査定員が帰った後、フォロー電話があります。簡単なアンケートがあり、査定金額は納得のいくものだったか、査定員の応対はどうだったかなどを聞かれ、クーリングオフしなければこれで正式に買取が成立します。
まとめ
今回は着物買取は見送らせてもらいましたが、あとでやっぱり買い取ってもらいたいと思ったときはどうしたらよいですかと聞いてみました。
査定員さんは「また始めからではたいへんなので、僕の名刺の電話に直接お電話ください」とのことでした。
そして「買い取れなかったものも、もしかしたらまとめてなど買い取れる方法もあるかもしれません。そのときに相談しましょう」と言われていました。
以前バイセルで切手を査定してもらったときには、見ているところでするのではなく「たくさんあるから」との理由で裏にもっていって査定を行い、とても低い査定額だったことがあります。
また、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート(小)を20枚まとめて(20年分)を査定に出した時は面倒くさそうに対応されたうえ2,000円の査定額で納得いかなかったので、すぐに別の業者に持ち込んだら20,000円となったことがありました。
そんな経験もあり、ネットの検索で悪い口コミも出てきて心配していましたが、予約電話の応対も、査定員さんも、本部の担当者も今回はとても丁寧でした。
上場をしている会社ですし、押買いのようなことをしたら今の時代すぐに広まってしまいますから。
査定をしてもらいながら、わからないことなど聞いてみるのもよいですよ。
私はいろいろ相談してしまったりします。
着物出張買取を利用するときの注意点
バイセルで買取できないもの
今回は着物の買取をお願いしたので、着物類の買取査定で価格がでなかったもの。(買取できないものは以下のとおりです。
私が査定に出したものは30年以上前のものなので、新しいものでしたら買い取ってもらえるかもしれません。
古い着物でもアンティークと言える50年以上前のものでしたら、また違った査定がでるかもしれません。(例えば銘仙等)
その他で買取できないもの

さらにまた調べて他業者にも査定してもらいたいと思います。
またご報告しますね。
では、またお会いしましょう。
コメント