和箪笥に着物用の箱に着物が眠っていました。母は亡くなったし、私ももう着ることもないであろうから手放そうと考えました。
バッグもそうですが、こんなに暑い夏があると箪笥に入れてあっても劣化をしているのではないかと思い、確認してみるとやはり帯の金や銀の糸を使ってあるものは劣化が進んでいました。
やっぱり、手放すときかなと。
バッグを買い取ってもらった、ブランド買取のお店の人にどこかよいところはないかと相談してみたら(よくお客様に相談されるそうです)、着物の買取で出張買取の人をぜったい家に入れちゃダメですよと言われ、地元の呉服専門のリサイクルショップを教えてもらいました。
呉服専門の買取店を選ぶ
教えていただいたリサイクル着物店に電話をして、どのような着物を買い取ってもらえるのかを聞いてみました。電話応対でだいたいどのような店なのか判断しようとしました。

買取は、どんな着物が対象ですか?

比較的新しいもので、劣化や汚れのないものです。
20~40年前のものはアンティークにもならないし、その時代のものは処分したい方が多く、溢れているので買い取れません。
ということでした。
たしかにネットで店舗のサイトを見ると、普段使いのできる現代の着物を扱っているようでした。
つまり、母と私の着物はまさに30年~40年前のものなので、買取はできないということです。
他に買取をしているリサイクル呉服店がないかとネットで検索してみたところ、地元に1件見つけました。市内の駅に近いビルに店舗を設けているので安心かもしれない!
そこで、また電話しました。

買取は、どんな着物が対象ですか?

正絹の着物でしたら買い取ります。

では、店頭買取でお願いします。伺いますので、〇〇の店舗でよいですか。

あの店舗は閉店しました。
ネットで検索すると、本店は駅から遠い。仕方ないのでそちらに様子を見るためもあり、電車とバスを乗り継いで行ってみました。
バスを降りて、Googleマップで経路確認しながら歩き、地図上ではあるはずなのに、ホームページで確認したお店が見つからない。猛暑日の晴天で10分以上探したのに見つからなく、電話をしてお店の方に迎えに来てもらいました。
なんと、店舗がなかった。普通の一軒家でした。これは見つからない。
ネットで販売のみで店舗閉鎖したようです。

持って行ったのは、着物5枚(無地、留袖、訪問着2枚、付下げ)、帯3本、帯締め、その他道行2枚。
道行は買い取れないということでした。
留袖以外はしつけ糸がついたままの未着用。
帯は金銀の糸が使ってあるため、少々劣化していました。
また、留袖、訪問着1枚、無地は小柄の母の着物のため丈が短め。
査定額は
玄関先で全部着物包みから出し、雑に積み上げていきました。
この状態を見て、これはダメだなと判断。状態の良い着物は持ってこなくてよかった。
そして査定額は、全部まとめて 5,000円!
この時代のものは、買取に出される量が多いので、市場にはあまっている状態だそうです。
考えることは皆同じなのですよね。
ネットで調べるともっと安く査定されている例もあるので、これで買い取ってもらいました。
実は上記写真にはないのですが、もう一本帯を持っていきました。その帯は調べてみたところ高級品と言われるもので未使用でしたし、納得いかず持ち帰りました。
まだ残っている着物をこの店に買い取ってもらう気にはなりません。
結局どこで買取してもらったらよいのか
地元のリサイクル呉服店に持ち込みましたが、納得のいくものではありませんでした。
そして、着物は重いので持ち込み買取はたいへん。お勧めできません。納得いかない時には持ち帰ることになりますし。
宅配買取は、汚されたり、持ち逃げされたりというケースもあるようなので、選択肢にはありません。
今回持ち込んだ店は、道行(コート)は買取不可でした。なぜか7着も道行があるのでこれも買い取ってもらいたい。
やはり、有名人が広告塔の買い取り専門店しかないのか。
残っている着物は母や叔母が良いものを選んでくれたので、価値のわかる方に査定をして買い取ってもらいたいのです。
もう少しネットで深く調べていきたいと思います。
買取してもらうときの注意したこと
ネットで調べましたが、ほとんどが広告とみられるブログで参考にならないものが多かったことです。
着物専門買取のようなっているサイトでも、よく調べるとブラント・貴金属の買取を行っているものもありました。口コミも実際には広告であったり。
今回は持ち込みだったので、最悪安い査定でも惜しくないものを持っていき様子をみるようにしました。
着物を処分したいと思っている方、何回かに分けて査定してもらうことをお勧めします。

またお会いしましょ
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